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食を楽しむ

マタギ料理

画像:マタギ料理

 昔の山里はどこでも自給自足があたりまえ。外から商人が物を売りにやってくることはめったにありませんでした。八木沢でも自家製の野菜や季節毎に採れる山菜などのほか、マタギたちが穫ってきた鳥や獣の肉が貴重なタンパク源でした。

夏は田植えや畑仕事に精を出すかたわら、小阿仁川を上ってくるマスや鮎を捉えました。冬は狩猟で得た鳥獣の肉を薫製や塩蔵にして保存。八木沢の人々は豊かな自然の恵みを上手に利用し、食料に困ることはほとんど無かったそうです。
 秋田を代表する郷土食・だまこ鍋は、八木沢では塩蔵した山菜を塩抜きして入れて食べる家もあるそうです。近くの山で採れた天然のマイタケと庭先で育てた地鶏のダシが効いた八木沢のだまこ鍋は、まさに天然の幸に恵まれた山村の味。
他にも鍋ものでは、マタギが採ってきた熊肉を味噌とたっぷりの日本酒で煮込んだ「熊かやき」もよく食べられました。熊肉は冬場に干し肉に加工し、保存食として食べられました。鳥獣の肉を使った料理が多いのは、マタギの狩猟文化が色濃く残る八木沢ならではといえます。
2011年6月掲載

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