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歴史を知る

雪中田植え

画像:雪中田植え

 大館市比内町中野地域。ここは歴史と文化を活かしたまちづくりをテーマに、中野七夕や盆踊りといった行事の復活を進めています。

この中野地域で古くから小正月行事として行われているのが、この雪中田植えです。この行事は、地域住民の親睦を図る交流会とともに、中野や五日市などが合同で参加している三岳地区まちづくり協議会や老寿会、婦人部など各団体の参加で、毎年2月11日に行われています。
 
すげ笠と蓑をまとった男性が、足跡一つない1間(1.8m)四方の雪田に稲わらや豆がらを植え付けていきます。そして、箒で虫を追い払い、参加者全員でお神酒を酌み交わします。
1週間後に雪田の様子を見て、植えた稲わらなどが倒れていたり垂直に立ったままだったりすると不作、程良く傾いていると豊作とされます。
 
続いて室内で行われるのが、豊作祈願行事「なしっこ」です。木の枝に梨の実に見立てた紅白のもちを付け、なたを持った男性が木に向かって「梨っこなるか?ならねば切るぞ」と切る真似をします。これに対し、会場の全員で「なるなる」と声をそろえ、それを聞いた男性は「んだば切らねぇ」と言うのです。
 
また、雪中田植えの会場となった高齢者センターでは中野絵どうろうコンテストの作品や、地域の方々が作った色とりどりの彼岸花が飾られ、見る人たちの目を楽しませてくれます。絵どうろうコンテストは2010年から始められた新たな取り組みで、参加者の描いた作品は夏に行われる中野七夕で、絵どうろうとして飾られることになります。
婦人部や老寿会にの振る舞う比内地鶏の鶏かやきやおしるこに舌鼓を打ちながら、子供民謡や地域の方々の歌を聴き、会場内の皆さんも笑顔が絶えません。
 
 
2011年4月掲載

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