画像:雷皇神社

 北秋田市の前山地域の鎮守、雷皇(らいこう)神社は、雷山(かめやま)の麓に祀られていましたが、140年ほど前の天保年間に山の上に移されました。京都府にある賀茂神社の別雷(わけいかずち)神社からうけた御札を御神体としています。

 毎年、春先に例大祭を行います。各町内や婦人会などの代表が集まると、神事が始まります。「子供御輿に御霊(みたま)を移す」の祝詞(のりと)が読み上げられ、子供が健やかに成長することを願い、通学の安全、学業成就を祈願します。
午後からは地域内を子供神輿が、「わっしょい」の元気な掛け声で地域を練り歩きます。道にはお父さん、お母さんの姿があり、子どもたちの安全を見守っています。こうして、子ども神輿は地域にさらなる元気をもたらしています。

令和3(2021)年1月掲載

こちらの記事もおすすめです

前山郷土芸能

前山地域に伝わる郷土芸能   北秋田市前山地域には、250年以上前から踊り継がれてきた「前山郷土芸能」が伝承されています。 「前山郷土芸能」は、約250年前、米代川の氾濫により村を移った際に、前山地域の鎮守である「雷皇...

伝統行事・イベント

郷土芸能

三世代交流会の取組

  北秋田市の前山地域では、平成27(2015)年から、お盆の時期に「前山元気村三世代交流会」を開催してきました。子どもたちと親、祖父母世代の人たちが交流することにより、子どもの自主性を育み、高齢者も子どもから元気をもら...

地域活動

世代間交流

湧き水のお酒「富久亀(ふくかめ)」

  湧き水を活かしたお酒「富久亀(ふくかめ)」 北秋田市前山地域の東側、坊沢方向に向かって左手の山腹に、岩盤をえぐった水かめに落ちる湧き水があります。この場所は、「伊勢堂長根」、または「亀ヶ森(かめがもり)」と呼ばれ...

歴史

地域の歴史