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語りを聞く

三ツ矢沢自治会の活動

画像:三ツ矢沢自治会の活動


 三ツ矢沢自治会は、定期的な総会や「とっこ」と呼ばれる稲荷神社の集まりが設けられ、皆が顔を合わせる機会の多い地域です。
 
 地域の特産品、商品化できる作物はないだろうか。そう考えた三ツ矢沢自治会では、甘草の栽培に取り組んでいます。甘草はマメ科の多年草で、漢方薬や化粧品に使われる薬用植物です。多くの漢方薬の配合に必要とされる植物ですが、現在はほとんどを輸入品に依存しています。外国産甘草は、乱獲による絶滅の心配や、含まれている成分の不安定さが指摘されており、国内での安定栽培に成功すれば高い需要が見込めます。
 
 平成22年(2010年)三菱樹脂が自動制御システムによる安定した育苗方法を確立しました。従来では1年かかっていた育苗が、わずか1ヶ月に短縮され、収穫までの期間も定植から2~3年かかっていたものが、1年になりました。
 
 鹿角市の電子部品製造会社「鹿角エヌ・シー・エル」は地元の雇用拡大と農家の所得確保を目指し、三菱樹脂のシステムを導入しました。甘草は、条件の厳しい土地であればあるほど、生育が良くなると言われています。
 
 三ツ矢沢自治会は、「鹿角エヌ・シー・エル」と交渉し、平成24年(2012年)に栽培契約を結んだのです。苗を譲り受け、下新田、中新田の両集落で試験栽培を開始しました。農薬も必要なく、時々の草取りさえすれば、ほとんど手間のかからず高齢者や女性にも取り組みやすい甘草。耕作放棄地の回復や、「癒やしの里」としてのイメージアップとしても期待を集めています。
 
 平成24年(2012年)10月6日から11月11日にかけて、「でんぱく」こと「伝説の里かづの 体感泊覧会」が開催されました。
 
 「でんぱく」は市民と行政が連携し、50種類にも及ぶ体験プログラムを用意し、鹿角をまるごと体験してもらおうという新しい試みでした。三ツ矢沢では「山かげから見た尾去沢鉱山の歴史」を企画。かつて通学路としても使っていた尾去沢に抜ける坑口、平野神社の「おこもり」行事で用意されていた精進料理を紹介しました。数あるプログラムの中でもっとも早く予約が埋まったという大人気企画となりました。地域の人、かつて三ツ矢沢に住んでいた人、初めて訪れた人みんなが楽しい一時を過ごしました。
 
【産地直送ブログ】
 
 

 

2013年6月掲載

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