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語りを聞く

菅原神社宮司 桜田守宏さん

画像:菅原神社宮司 桜田守宏さん


   松館集落で「桜田」といえば、菅原神社の宮司を指し、地域の人々から長年信頼を集めてきた家柄です。現在、菅原神社の宮司を務める桜田守宏さんは、松館集落に欠かすことのできない松館天満宮例大祭を毎年、取り仕切っています。山伏姿の烏帽子をかぶり、白装束に身をつつんだ人々が、桜田さんの自宅から出発し、菅原神社まで約1kmの道のりを歩く様は壮観の一言で、松館集落のシンボルともいえる行事を桜田家は長年支えてきました。
 
 一方で桜田さんは、自宅の倉庫を改装し、陶芸教室「陶阜廊(とうふろう)」を開催する一面も持ち合わせています。焼き物作りの楽しさをもっと広めようと、鹿角市の有志と共に鹿角陶芸普及協会を立ち上げ、春と秋に行われる展覧会にも自身で制作した「松館天神焼」を出品しています。
 
 東京で公務員をしていた桜田さんは、定年退職後に松館集落に戻ってきました。公務員時代は、盆と正月に松館に戻るだけで、地域とのかかわりは薄かったといいます。50歳を過ぎたころから、東京で本格的に陶芸教室に通うようになりました。もともと趣味で陶芸をやっており、陶芸を通じて地域とつながりを深めたいと考えた桜田さんは、平成11年に「陶阜廊」を立ち上げ、松館集落の子どもたちはもちろん、鹿角市に住む人や外国人の方にも陶芸を楽しんでもらう場所を提供しています。
 
 松館集落の老人クラブ「天神会」にも所属する桜田さんは、天神会が主体となり進めた「松館天神グラウンド」からの眺めを誇りに感じています。「時間を大事にして、おもしろい人生を送りたい」。プログラマーの経験を持つ桜田さんは、73歳になっても自前でホームページの制作を行い、「陶阜廊」のサイトの他、「鹿角陶芸普及協会」や、松館の歴史をつづったサイトも意欲的に制作しています。「自分で作ったものを発信するのが楽しい」と話す桜田さん。自身が住む松館集落の面白さを発信するのが、何よりも楽しいようです。
 
桜田守宏さんが制作したホームページは次からご覧になれます。
●天神焼研究室「陶阜廊
2011年4月掲載

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