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風土を楽しむ

復活! えびす俵

画像:復活! えびす俵

 内町・御屋敷地域では、かつて、降木(ふるき)神社の秋祭りで、毎年「えびす俵」を奉納していました。しかし、いつの頃からか行われなくなってしまったそうです。

 御屋敷集落では平成21年度(2009年度)に「明るさ・希望調査(集落点検)」、平成22年度(2010年度)から「元気ムラワークショップ」が行われ、平成23年度(2011年度)には隣の内町集落も交えて地域の資源や、活性化等について話し合ってきました。瀬戸山公園の草刈り等の整備を行う中で「えびす俵奉納の復活」の声が上がり、そこから復活への準備が始まります。俵の準備、太鼓を据える屋台、そして豪華な飾りなど、すべてゼロからの製作です。特に俵の頂点の特殊な形の扇は、方々探してようやく見つけたそうです。
 
 平成23年9月3日、午後4時頃に出発した「えびす俵」は、お面を付けた担ぎ手たちによって集落を回っていきます。この日は、秋田大学の学生さんたちも参加しました。子どもたちの引っ張る「えびす俵」も一足早く別ルートで巡っていきます。
 
 各家庭を回って歌を歌い、御神酒と紅白餅を配り歩きます。「じょやさ!」の掛け声とともに、「降木神社」の奉納札の柄を地面に激しく叩きつけていきます。こうして厄を払うそうですが、そのうちに札は壊れてしまうのが毎年のことだったと言います。「また、えびす俵を見られるとは思わなかった」という地域の方もいて、復活した「えびす俵」は地域に活気を取り戻しました。
 
夕闇せまる頃、街の灯籠に灯がともり始めると、子どもたちの俵が降木(ふるき)神社へと奉納されます。一方、大人の「えびす俵」は、日がとっぷり暮れるまで時間をかけて家々を回っていきました。奉納前にも神社の前で賑やかに歌を歌い、いくつもの赤い鳥居を豪快に潜りぬけて奉納します。小高い場所にある神社への階段を一気に駆け上がっての奉納は見応えがあります。
 
その後に神社で行われる直会は賑やかそのもので、学生さんも交えて「こんなに社殿が賑わったことはない」そうです。笑顔で酌み交わされたお酒が、この日の成功を何よりも物語っていました。
2012年5月掲載

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 →2012年(平成24年)元気ムラ取材班・えびす俵リポート
 →2012年(平成24年)内町・御屋敷町内会・えびす俵リポート
 →2013年(平成25年)元気ムラ取材班・えびす俵リポート
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