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風土を楽しむ

元城門松かまくら展(元城雪まつり)

画像:元城門松かまくら展(元城雪まつり)

 羽後町の堀回地域で行われている「元城(もとき)門松かまくら展」は、地域の小正月行事をテーマにしたお祭りで、2011年で34年目を迎えました。地域で伝わるさまざまな小正月行事やかまくら遊びなどを再現することにより、伝統を子どもたちの世代へと伝えることが目的で、元城門松かまくら展保存会が主催しています。

 お祭りの内容はたいへんに盛りだくさん。子どもたちの歓声が途切れることがありません。

 かまくら展の会場に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、内部の四角いかまくらや、かや葺き屋根をのせたものなど、一風変わったかまくらがつくられています。柴を何本も立てた門松もあります。
こうしたかまくらや門松の起源は戦国時代までさかのぼると伝えられます。堀回地域一帯が小野寺領だったころ、南から最上勢が攻め込んだ際に、女や子どもたちを避難させるためかまくらが作られたとされます。一方、門松のほうは、敵に攻め込まれたときに横倒しにして敵兵の侵入を防ぐために作られたとのこと。今日も小野寺氏支配の頃の遺風を慕う堀回の皆さんは、400年前の苦難の歴史を語り継いでいます。

 会場にはかまくらや門松のかたわらに出店も並び、お祭り気分を楽しむことができます。焼き鳥や焼きそば、おでんなどの屋台が美味しそうな匂いを漂わせ、甘酒が無料で振る舞われます。
かまくら展は、午後3時の雪中田植えで幕を開け、ビンゴ大会など楽しいアトラクションが続きます。

日が落ちると、子どもたちが灯ろうを手に手に“かなめぐり”を唱えながら集落を練り歩く「用心めぐり」が行われ、元気な子どもたちの掛け声が集落に響き渡ります。用心めぐりが終わると、どんど焼きやほっぴぎ(福引き)、みかんまきが行われ、最後まで子どもたちの笑い声が絶えません。地域の元気は子どもたちの笑顔! と思わずにはいられないお祭りです。

平成23(2011)年2月掲載

※元城門松かまくら展は、2013年から雪中綱引き大会を取り入れた「元城雪まつり」として名前を変えて開催されました。

【関連リンク】産地直送ブログ
第6回元城雪まつりリポート(2017年掲載)
ふるさと元城雪まつりリポート(2016年掲載)
→元城雪まつりリポート 雪中綱引き編小正月行事編(2015年掲載)
雪中綱引き合戦リポート(2014年掲載)
雪中綱引き合戦リポート(2013年掲載)
→元城門松かまくら展リポート 前編後編(2011年掲載)

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