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歴史を知る

若畑の鹿島様

画像:若畑の鹿島様

 秋田県の雄物川流域では、「鹿島様」と名付けられた藁(わら)人形を作り、集落に疫病や悪霊が入ってこないようにする「人形道祖神」が多く見られます。農耕文化の結晶ともいえる藁で作られた人形道祖神は、農業に従事する人々にとっては豊作祈願も込められた守り神といえます。

湯沢市では、岩崎地区の大きさ3メートル近くになる勇ましい鹿島様が有名で、小野小町伝説が色濃く残る小野地方でも大きな鹿島様を見ることができます。それに対して若畑集落の鹿島様は、身長1メートルにも満たない可愛らしい姿が特徴で、集落の入り口に置かれた一抱えほどの自然石に藁の衣をかぶせて作ります。年に3回のお祭りでは、鹿島様の衣替えが行なわれ、お供え物を捧げて熱心に祈る若畑の人々の姿を見ることができます。
 

2011年4月掲載

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