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歴史を知る

小町の伝説(1)小町の誕生

画像:小町の伝説(1)小町の誕生

 小野地域には、小野小町(おののこまち)にまつわる数々の伝説が残されています。小町ゆかりの地とされる名所旧跡には、伝説について解説した案内板も建てられており、気軽に小町伝承の跡をたどることができます。

 伝承によると、小町は大同4年(809年)、小野の桐木田(きりきだ)で生まれたとされており、小町の誕生に関するふたつの史跡があります。

 桐木田の井戸と姥子石(ばっこいし)

 桐木田の井戸は、小野地域へ派遣された郡司(律令時代の地方行政官)小野良実(おのよしざね)が屋敷を構えた場所とされており、福富の荘(ふくとみのしょう)と呼ばれていました。また、当時は珍しい桐の木があったことから桐の木田と言われるようになりました。桐木田の井戸は、真上から見ると五角形に石が組まれた構造となっています。この地方のものではなく、小町の生きていた年代、つまり平安初期の都周辺で見られる様式と言われています。

 小町の母は、当時の村長(むらおさ)の娘とされ、小野良実と結婚して、小町を産みますが、小町が幼い時に病気で亡くなったとも伝えられます。その母の墓とされるのが姥子石で、梵字が刻まれた一抱えほどの自然石が立っています。周辺は綺麗に整備され、今も大切にされていることが伺えます。

 この後、小町13歳の時、父良実と共に都へと向かうことになります……。

2011年4月掲載
■参考文献
『雄勝町史』
現地説明看板

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