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語りを聞く

大屋梅保存会会長(平成25年度) 阿部平治さん

画像:大屋梅保存会会長(平成25年度) 阿部平治さん

  大屋梅保存会会長阿部平治さんの家系は、伝承によると遙か平安時代までさかのぼります。元慶の乱(元慶2年の878年に起きた蝦夷(京都の朝廷に従わなかった人々)の乱)の鎮圧に小野春風と同行した阿部平右衛門が、大屋地域の鬼嵐集落に土着したのがそのはじまりと伝わります。

阿部さんは、祖父が大屋梅林保存会(現在の大屋梅保存会)に所属していたこともあり、保存会の活動には自然に親しんでいたと言います。阿部さんの家にも梅の古木があり、ハシゴを掛けて梅の実を収穫した思い出を語ってくれました。
大屋梅保存会にも祖父の後を継いで入会しました。会長になったのは2012年(平成24年)からです。前会長の退任に伴い、副会長だった阿部さんが会長に就任しました。

 会長として活動全体に目を配る阿部さん、現在の保存会の活動は、研修旅行や梅のせん定の講習会などに加えて、最近では梅の加工にも力を入れており、地域周辺の女性を対象に梅加工の研修会も行っています。

 阿部さんが今、力を入れたいと考えているのが、少なくなってきている梅の古木「屋敷梅」の保存や、大屋梅の梅林の復活です。子どものころから見ていた地域の古木は、それぞれの家庭で大事にされて今まで生き残ってきたものばかりです。樹齢数百年のものが何本もありますが、古木はそれぞれの家庭の事情や、樹勢の衰えにより無くなってしまうものもあります。もちろん、大屋梅の元祖と言われる「江津の庭梅」の保存にも力を入れています。
古木を保護したり、新しい梅を大屋沼周辺に植樹するなど、地道な活動を続けることで大屋梅の保存、梅の里の復活を進めています。

 小さいころから親しんできた梅の古木が今も見事な花を咲かせること自体が、阿部さんのやりがいにつながっています。

2013年8月掲載

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