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歴史を知る

木下地域の奇祭 観音様

画像:木下地域の奇祭 観音様

  横手市・木下地域の行事、「観音様」は毎年3月の最終日曜日に行われています。

 正式には「子安観世音菩薩(こやすかんぜおんぼさつ)」と呼び、その名の通り「子宝」や「懐妊」のご加護がある神様です。
 観音様のお祭りは古くから行われており、昔は当番である班の方の家が観音様の休む「お宿」になりました。お宿では「当番以外の方をおもてなしする」ということで赤飯や御膳などの準備で大忙しでした。今では公民館で行われているお祭りですが、「おもてなし」をするための料理の準備は変わらず行われており、また、とても珍しい風習が今もそのまま残されています。
 その珍しい風習は「お宿に観音様を連れてくる」というものです。表現ではなく、本当にご神体を連れてきます。観音様は石造りのため、優に30キログラムを超える重さがあります。そのご神体を、お役目に選ばれた方の背中に乗せておんぶ紐で固定します。あまりに重いので両側に2人付き、ご神体を下から支えながらお宿を目指します。
 木下地域に嫁いできた女性であればほとんどの方が背負ったことがあると言います。ご高齢の方が多い班では足腰に負担がかかるため、三輪車に載せてお連れしたこともありました。
 地域のお母さんは「観音様を背負ったおかげで子宝に恵まれた方もいる」と話します。
 観音様の優しく穏やかな表情からも、地域の方が大切に思い、大切にしていることが見て取れます。
 かつては、嫁ぐ時に作ってもらった着物を着て、華やかに行われていた観音様のお祭りですが、今でもお母さんたちの楽しみになっています。
 
2014年5月9日掲載

【産地直送ブログ】
横手市・木下地域の奇祭! 観音様が行われました!(2014年5月掲載)
 

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