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歴史を知る

戸波神社と仁王像

画像:戸波神社と仁王像

  戸波地域の西側、戸波橋を渡って突き当たりにそびえる天ヶ台山(あまがだいやま)。山中に戸波神社の本宮が鎮座しています。山の麓には戸波神社があり、地域の信仰を集めています。明治以前は薬師如来を祀った神仏混淆の神社で薬師神社と呼ばれていました。13世紀に修行者たちが持仏の薬師如来を祀ったのが始まりとされています。

 特に、子どもと女性を守る神様とされ、一年に一度、例祭の日にご開帳されるご神体は優しい顔立ちです。火事の際、川魚が張り付いてご神体を守ったと言われ、毎年5月5日の例祭にはカジカとドジョウが奉納されます。

 山門を守るのは一対の仁王像。慶応4年(1868年)に、戸波地域に住む佐藤たろべえが奉納しました。神社を仁王様が守るという珍しい様式になっているため、製作をするにあたり、仏師である永井九左右衛門と佐藤たろべえは近在のお寺を回って許可を得たと言われています。くるっとした目がどことなくユーモラスで、親しみが湧く仁王様です。山門も当時のまま保存されています。

 毎年5月5日に行われる例祭は、前夜の宵宮、当日の本祭と地域の皆さんによるお祭りが開催されます。本祭には湯沢市から神主が来てお祓いし、子どもたちによるえびす俵奉納が行われます。12月7日には子どもたちが参道に立って「めってけれ~(お参りください)」と地域の大人たちに呼びかけを行う、珍しい「お七日(おなのか)」という行事があります。同じように、大晦日にも呼びかけが行われます。

 また、児童団が組織され、雪のない時期は月に2回、日曜の朝6時からに神社の清掃活動をしています。

 地域に愛され、今も大切に敬われている戸波神社は、戸波地域の結束の象徴的な存在です。 

2013年6月掲載

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