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歴史を知る

自治会のない集落と「一礼」

画像:自治会のない集落と「一礼」


 「自治会」「町内会」は、地域をまとめる組織としてほとんどの集落にある組織です。ところが、ここ金井神・上坂部(かないがみ・かみさかべ)地域では、そういった組織はありません。 

地域の集会場も昭和57年(1982年)からできたもので、その前はいったいどうしていたのでしょうか? その秘密は、「金位神社」にあります。ここに地域の皆さんが集まって様々な物事を決めていました。

  集まる日は毎年「一月一日」。朝、参拝が終わった後、神社の社殿の中で地域の様々な物事が決められ、直会(なおらい)で大いに盛り上がるのが金井神式。「一礼」と呼ばれるこのシステムは、今でも日時はそのまま正月の朝、金位神社から集会所に場所を変えて脈々と受け継がれています。

  集会所ができたのも、この「一礼」という仕組みが深くかかわっていました。当時、家庭で不幸などがあると神社には上がれません、そのため参加できる人が減ってきたというのが大きな理由です。神社には参拝できなくても集会所になら来ることが出来る。今でも各家庭からの出席率は、よほどの理由がない限り100%です。

 決まったことは集会所の壁に張られて皆で確認できます。
 
 古くからの自治の仕組みが、今も地域に根づいています。
 
2012年5月掲載

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