本文へスキップ

名物に触れる

和談(わだん)の森

画像:和談(わだん)の森

 地域がひとつになった証

栄小学校と国道13号に挟まれた小高い丘、ここが「和談の森」と呼ばれる地域の絆を象徴する森です。秋田の紀行家、菅江真澄(1754年~1829年)もこの和談の森を取り上げているので、江戸時代後半には既にこの森の名前があったことが分かります。

 その昔、「寺内」「新町」「新藤柳田」の3村は、入会地(地域の共有地)や水利(田畑の用水)の権利を巡りなにかと喧嘩が絶えなかったと伝わっています。
 時が経ち、ようやく3村のいさかいが薄れてきたとき、ちょうど地域の境目にあるこの小高い丘で村の代表たちが集まり、仲良く暮らすためにはどうしたらいいか、これ以上争わないための仕組みはどうしたら良いのかを話し合いました。そして、二度と争いを起こさない誓いとして、丘の頂上に神明社を建て、何かいさかいが起きそうなときは神明社に集まって話し合いで解決したと伝わります。老朽化が目立ってきた神明社は平成24年(2012年)に建て直されて、今も地域の象徴として丘の上に鎮座しています。
 神社へ登る石段は、88段ありましたが、現在は埋まってしまい84段の石段になっています。石段は地元の石が使われており、角の丸まり具合から長い年月を感じさせます。
 また、ふもとの栄小学校側の斜面は冬には子どもたちの格好の遊び場として、ソリやスキーでにぎわっています。
平成25(2013)年8月掲載
 
■参考文献
『栄地区の伝説』栄公民館
『横手市史 昭和編』横手市
 
【関連リンク】産地直送ブログ
 

ページ上部へ戻る