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名物に触れる

東鳥海山

画像:東鳥海山


  雄勝エリアの小野地域から北東方向を見ると、三角形の綺麗な山が見えます。これが「東鳥海山」です。標高は777m(!)文字通り東の鳥海山として付けられた名前です。小野地域では鳥海山のことを「西鳥海山」と呼ぶこともあるそうです。下から見ても見事な山の形をしている東鳥海山。小町撮影会の際には、この雄大な東鳥海山をバックに、しずしずと歩く小町娘たちを撮影する機会もあります。

 
 江戸時代にはすでに信仰の山として有名だったようで、江戸時代の紀行家、菅江真澄が、頂上の神社へと参拝した記録が残っています。
 
 また、金井神・上坂部(かないがみ・かみさかべ)地域をはじめとする横手平鹿地域の中には、毎年春に東鳥海山へ参拝し、戴いたお札を田んぼの水口にさし、豊作を祈願することも行われています。金井神・上坂部の集会場には、東鳥海山関係の書類が下がり、関係の深さを物語っています。
 
 須川ICから市道・関口相川線(フルーツライン)へと入り、東側のリンゴ畑の入り口付近に登山道の案内があります。また、登山道と林道があり、どちらを使っても頂上へとたどり着くことが出来ます。登山道は比較的ゆるやかな登りが続きますが、自然の踏み跡ですので、初心者の方は経験者と一緒をお勧めします。低山の登山となめてかからず、装備と準備をきちんと行えば、安心して楽しく登山が出来る山です。
 
 九十九折りの山道を登っていくと、中腹以降に「三吉神社」「福田神社」などの祠を次々と巡ることができ、この山が信仰の山であることを意識させます。頂上付近には、立派な山門と大きな社殿を持つ「東鳥海山神社」があります。里宮も立派ですが、頂上付近にあるにも関わらず大きな社殿と付属施設は、山が大事にされているなによりの証拠です。
 
 頂上はそこからちょっと林道を歩いた先にあり、雄大な仙北平野の眺めを楽しむことが出来ます。見渡す周囲の山頂にもいくつか神社が配置され、ここ一帯が修験の山であったことを今に伝えています。
 
 車を使った頂上行きは、荒れた林道の走行であり、また途中の土砂崩れ等も予想される厳しいコースです。なにより、登る楽しみが無いので、是非天気の良い時に登山道をご利用されることをお勧めします。
 
2012年5月掲載

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