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語りを聞く

黒友会

画像:黒友会

 美郷町・黒沢地域のお盆では、ほかとは一味違うユニークなイベントが行われています。8月の第3土曜日に行われる「くろさわフェスティバル」には、実力派アマチュアロックバンドが多数集結、彼らが奏でる熱いビートは、県内外の多くのファンを黒沢に惹きつけています。

 このイベントを主催するのが、地元・黒沢地域の若者で組織する「黒友会」です。当初「黒沢友の会」だった組織名が、いつしか短く「黒友会」と呼ばれるようになりました。黒友会のメンバーは、男性、女性、既婚者を問わず、黒沢の将来を担う若者たちで構成され、平均年齢は30代。現在、2代目会長を務める高階充さんも37歳です。かつては盛んだった青年会の役割を、黒友会が担っています。

 現在は、ロックファンと地元の人々で賑わう黒沢のお盆ですが、フェスティバルが開かれるようになる前は、人々で賑わう行事もいつの間にか廃れていました。「何もなくて寂しない」……そんな想いを抱いた黒沢の若者たちは、地域でかつて行っていた今木神社の祭典を復活させます。この時に集まったメンバーの一人、高階幸雄さんが、仲間とともに立ち上げたのが「黒友会」の前身、「黒沢友の会」です。

 今木神社の祭典は、もとは結婚しない地域の若者に、出会いの場を作るために行っていました。現在は、くろさわフェスティバルが、その役目を引き継ぎ「独身者を無くそう!」と、黒沢のお盆を賑やかに演出しています。シンプルでストレートな目標を掲げ、走り続ける黒友会。彼らが動き出すとき、多くの議論は要りません。その合図は「やるべっ!」の一言。難しい言葉で飾ることなく、エネルギッシュに活動する黒友会のメッセージの手段として「ロック」以上にふさわしいものは無いでしょう。

2011年4月掲載

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