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語りを聞く

黒沢自治会 会長(平成22年度) 高階幸男さん

画像:黒沢自治会 会長(平成22年度) 高階幸男さん


「若い人がたくさん集まる場所をつくりたい」。
約40年前、お盆に東京から帰省していた高階幸男さんは、人々の集まる場所の無い故郷の姿を見て、そう決意したそうです。幸男さんは、仲間と共に黒沢の今木神社の祭典を復活させ、黒沢友の会を設立し、その初代会長を務めました。

 現在、黒友会の会長を務める高階充さんは、幸男さんを「大親分」と言います。高階建設の社長と黒沢自治会長を務める幸男さんは、誰よりも黒沢にとって頼れる存在。「黙ってられない性格」と話す幸男さんは、理不尽や憤りを感じるときに「あまりにも心がない」という表現を使います。理屈や頭で考えるだけではなく、「心」がなければダメ。そんな信念が幸男さんの言葉から伝わってきます。

 くろさわフェスティバルのアイディアは、幸男さんの沖縄旅行から生まれました。沖縄の道端で演奏する高校生と、その周りで音楽に聞き入る人々の姿を見て、「こういう世界になりたい」と、幸男さんは、沖縄の人々の姿に強く惹かれます。

 沖縄の人々の姿に惹かれたように、幸男さんは、毎年、くろさわフェスティバルに参加している秋田市の家族バンド「わっさんず0821」に強く惹かれています。親子でバンド活動をしている彼らの演奏を、「上手い下手は分からない」と前置きしながらも「家族で演奏する姿は心打たれる。彼らは貴重だよ。絶対いい」と、心から尊敬しています。自分一人が、もがいでもダメ。地域みんなで一つにならなければ、と考える幸男さんにとって、音楽を家族で共有するわっさんず0821の姿は、黒沢の理想とする姿に重なるのでしょう。

 近年、地域の活性化に向けたさまざまな活動が、全国各地で行われています。そんな中で、ロックを黒沢に持ち込んだ幸男さんの感性は斬新で目を見張るものがあり、産学連携も視野に入れています。「何事に対しても楽しみを見つける人間に育ってほしい」。黒友会を設立したその行動の源は、若者たちに、楽しい黒沢を作ってほしいという思いから産まれています。

2011年4月掲載

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