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語りを聞く

白岩の「2人」の木元先生 木元哲良さんと木元美代さん

画像:白岩の「2人」の木元先生 木元哲良さんと木元美代さん

 

-白岩小とともに歩み続けるご夫妻-

  「この色を出すのに一晩中、窯の前に2人で泊まり込んだんですよ」木元美代さんは、ご主人の哲良さんと一緒に白岩焼の青を出すために悪戦苦闘した当時を懐かしそうに語ります。

 木元さんご夫婦は、2人揃って白岩小学校の先生を務めた経歴の持ち主。哲良さんは、小学校の郷土学習で子供たちに白岩焼を教えるうちに、興味を持つようになったそうです。「師匠もいないので独学で勉強しました。学校が終わってから焼き物の特訓をしてね。上手くなるまでに3年はかかりました」自宅に窯を持つ木元さん宅は、昔の屋号から「与吉窯」と呼ばれ、今でも白岩焼を作り続けています。
 
  • 木元さんご夫婦の作品。白岩焼の特徴であるなまこ釉が見事だ
 白岩小学校は、郷土と深くにかかわってきた学校です。地元の郷土芸能「白岩ささら」を子供たちが演じる「子供ささら」を始めたのも実は哲良さん。「最初は子供たちにざるをかぶせたりしてね、当時、子供だった生徒も『先生面白かったなぁ~』って今でも言ってくれるんです。」面白かったのは哲良さんだけでなく美代さんも同じです。
 「お父さんがささらなら、私はカルタだわ!って子供たちと夢中で作ったんです。」当時の郷土学習の一貫でカルタを作ることになったのが、同じく教員だった美代さん。当初は予算面で1色刷りだったため、子供たちと1枚1枚色塗りをしたといいます。白岩の歴史が詰まったカルタは入学する新入生に配られてきました。白岩小学校には子供ささらの面に白岩焼、そして郷土カルタが展示されています。白岩小学校とともに歩んできた白岩の歴史に欠かせないご夫妻です。
 
  • 白岩郷土かるた
2010年4月掲載

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