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語りを聞く

白岩村おこし~プロジェクトS~ 代表(平成21年度) 下田三千雄さん

画像:白岩村おこし~プロジェクトS~ 代表(平成21年度) 下田三千雄さん

-「大ボラ」を真剣に実行するプロジェクトSの牽引車-

 「最初は『できる訳ねえべしゃ…』ってね、大ボラふくなって反対されたんですよ」。
プロジェクトSで代表を務める下田三千雄さんは、地域おこし活動を始めた当時の状況をこう振り返ります。
 
 「地元だけに固執すると何もできません。一番必要なのは頭のチェンジです」。白岩の出身の下田さんは、商店を営みながら、自宅に外国人をホームスティに受け入れるなど、外部の人間との交流を積極的に行ってきました。
 
 集落住民の高齢化と過疎化の現実を目の当たりにしてきた下田さんは、『行動を起こせば何かが変わる』を信条にプロジェクトSのメンバーと共に白岩の歴史の掘り起こし、そして特産品ブランド『ひでこ』の確立に尽力してきました。
 
 今、白岩には韓国ドラマのロケ地に使用された雲巖寺に多くの観光客が訪れるようになっています。しかし、その観光客と白岩の人々がふれあう場がないのがネックの一つ。「特産品のひでこ料理で観光客をもてなし、地元の雇用を創出したいんです」。
 
 もう一つ、下田さんの白岩への想いが大きなカタチとなったのが白岩燈火祭です。燈火祭は、プロジェクトSの他に白岩小学校、雲巌寺、地元自治会といった、白岩地域全てを巻き込んだイベント。「炎が浮かびあがる山城を見ると涙が出てくるんです」白岩住民が一致協力して支えてきた燈火祭。下田さんにとっては、継続できることが何よりも嬉しいのでしょう。
 
 下田さんが行動し続けてこられた背後には、たくさんの協力者たちの存在があります。
「一生分の名刺が集まりました」と語る下田さん。
「白岩には地域力も人間力もある。100%不可能なことでもやってみる価値はあるんです」。『できる訳ねえべしゃ』に行動で反論してきた下田さん。カタチの見えなかった大ボラが除々に見えるカタチとなって白岩にあらわれつつあります。
2010年4月掲載

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