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風土を楽しむ

太田の火まつり

画像:太田の火まつり

-幾つもの紙風船が空を舞う-

 かつて、太田地域のいたるところで小正月行事「火まつり」が行われていました。

 天筆を燃やし願いを空へと放ち紙風船をあげる。そうした伝統行事も、やがて実施しなくなる集落が多くなっていきました。
 そのような伝統文化を継承していくため、昭和57年(1982年)から旧太田町で全町をあげて行うようになったのが「太田の火まつり」です。途中、雪不足による中止もありましたが、平成24年(2012年)で31回を数えます。
 
 毎年2月の第3土曜日、奥羽山荘の広場には稲藁でできた巨大な2本の「天筆(てんぴつ)」がそびえたちます。駐車場から会場までは、こちらも「天筆」と呼ばれる五色の細長い幟がいくつも風になびき、大仙市・美郷町周辺の小正月行事特有の風景を作りだしています。
 会場では、午後3時頃から餅つきや甘酒の無料サービスなどが始まり、周辺の屋台も販売を始め、活気づいていきます。まだ日も明るいうちから沢山の人で賑わう会場では、地域の方たちが次々と天筆の中に、正月に使ったお供え物や注連縄を納めていきます。
 
 日が沈んだ頃、本格的に祭りが始まり、神事に続いて開会式が行われ、縁起もののお菓子が配られます。
 
続いて小神成(こがなり)地域・田の尻集落の皆さんにより「雪中田植え」が行われます。集落で行われる火まつりとは一味違い、大勢の人たちが回りに集まって、たくさんのフラッシュの中での雪中田植えになりました。
 
さらに、東今泉地域の八幡神社の神楽から生まれたという「東今泉八幡太鼓」も鳴り響き、会場を盛り上げます。
 
 そして、いよいよ「紙風船上げ」が始まります。各集落だけでなく、各学校や様々な団体の紙風船が合わせて40個以上、空へと登っていきます。会場では各所でバーナーが焚かれ、紙風船を膨らませ次々と空へ放たれていきます。紙風船のコンテストも行われ、毎年その美しさが競われています。平成24年「の紙風船上げ」では福島の子どもたちを招待し、一緒に紙風船上げを行いました。空にいくつも揺らめく紙風船はとても幻想的です。
 
 紙風船がすべて空へ上がると、いよいよ巨大な2本の「天筆」の点火です。稲藁でできた天筆は一気に燃え上がり天を焦がします。この大迫力の光景は、ここ太田地域ならではです。
 
 フィナーレを飾るのは沢山の花火。地元の企業や団体の提供、そして最後は大曲の花火実行委員会による盛大な花火によってお祭りの幕が閉じられます。
 
 太田地域の冬を彩る盛大なお祭りに、皆さん是非訪れてみてください。
 

※産地直送ブログでも紹介しています。是非ご覧ください。

【産地直送ブログ】
第36回太田の火まつりリポート(2017年3月掲載)
→天筆が天を焦がし紙風船が空へ!太田の火まつりが行われました。
(2012年2月掲載)

 
2012年5月掲載

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