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食を楽しむ

ナスの花ずし

画像:ナスの花ずし

 ナスの花ずしは、秋田県南部の家庭で多く作られるお漬物で、お盆や正月などの祝事があるときなどに食卓に並ぶ家庭料理です。気取らないお茶受けとして、お客様にお出しすることもあります。

輪切りにした大振りのナスを砂糖、塩、焼酎で漬け込みます。ナスがしんなりとしてきたら切りこみを入れ、蒸かしたもち米をナスの上に敷き詰め、菊の花と、輪切りにしたなんばん(唐辛子)をのせます。一つひとつが手作業の、とても手間のかかる漬け物です。

ほんのりと紫がかったお米に菊の黄色となんばんの赤が栄え、見た目も鮮やか。上品なその姿は、食卓を華やかに彩ります。

ナスにのせられたもち米の自然の甘さ、食用菊のほろ苦さ、なんばんのピリ辛が絶妙のハーモニーとなって、とても奥深い味わいを生み出します。

大仙市余目のお母さんたちは、家々に伝わる漬け込みの技で、花ずしの味や鮮やかな発色を競い合います。『一戸一輝』に欠かせない、余目の看板料理と言えるでしょう。

平成22(2010)年8月掲載

【関連リンク】秋田食の国ネット
秋田の海・山・里の伝統食100選「花ずし」(外部リンク)

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