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食を楽しむ

幻の山菜“ひでこ”

画像:幻の山菜“ひでこ”

 

 

-ひでこを使った加工食品も開発中-

 「ひでこ」という食材をご存じですか?山菜の女王「牛尾菜(シオデ)」のことです。通称「山のアスパラガス」、「幻の山菜」とも言われています。白岩地域では「ひでこ」の地域ブランド化を目標として人工栽培に取り組んでいます。「ひでこ」という呼び名は秋田県特有のもので、「しおで」が訛って変化しました。秋田には民謡「ひでこ節」で歌われるなど、特に仙北地方の人々にとって古くから親しまれてきた山菜であることがわかります。
一般的には、新芽を天ぷらやおひたしにして食べますが、白岩地域では実と葉を利用した加工食品に挑戦しています。ひでこの実はブルーベリーに似た味を持っています。

ひでこの実から絞った果汁入りの寒天ゼリー
 
 しかし苗を植えてから本格的な収穫ができるまで7年以上かかるとされ、まだ山菜としての出荷には至っていません。今は栄養分やレシピの研究を、栽培と並行して進めています。
 「このあたりの人たちは『ひでこのブランド化なんて出来るわけねえべしゃ』なんですよ。最初は誰も信じていなかったんですけど、一人だけ『面白い』と協力してくれました」
当初は苗を栽培してくれる協力者すらいない状態でしたが、現在は住民のみなさんが一緒に商品開発に取り組む段階にまでなってきました。行事があると主婦の皆さんが各々自慢のひでこ料理を持ち寄ることもあり、地域の食材としてすっかり定着しています。
「地域力と人間力で地域のブランドを作り出して、元気な集落を維持したい」
 作付けからまもなく7年目を迎えようとしており、プロジェクトSはひでこの商品化へ向けて本格始動しています。ひでこは、白岩の未来の可能性を秘めた食材と言えるでしょう。
2010年4月掲載

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