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歴史を知る

長老石

画像:長老石

  

 昔、黒沢地域(仙北郡美郷町)の近くの山「大平(おおひら)」という場所に、お坊さんたちが修行をするお寺があったと言います。今でもこのあたりに平らな場所と礎石らしき跡があるそうで、お坊さんが居たというのはどうやら本当らしいと言われています。
 
 さて、一方、山のふもと、黒沢地域からちょっと下ったあたりには女郎さんたちがいる宿があり、お坊さんたちの中にはそこへと遊びにいってしまう人たちもいたそうです。もちろん見つかったら大変ですから、こっそりと時間までには寺に戻っていたそうです。
 
 ところがある日、うっかりして時間通りに寺に戻れなかったお坊さんがおり、このお坊さんは自ら命を絶ってしまったそうです。それを悲しんだ同僚のお坊さんたちが、弔った場所に巨大な石を置き、懇ろに供養したと言う伝説があります。その石が「長老石」と呼ばれる大きな石で、今でも屋根がかけられ、地元の方に大事にされています。
 
 場所がちょっと分かりにくいのですが、「みずほの里ロード」の黒沢地域と高野地域のちょうど境の辺りから東へ向かう林道に入り、数百m進み、わき道に入った、ため池の下にあるのが長老石です。地元の方に聞きながら行くことをお勧めします。
 
2011年4月掲載

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