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歴史を知る

信仰のを集めた「お諸仏様」の巨岩群

画像:信仰のを集めた「お諸仏様」の巨岩群

 仙北市田沢地域には古くから仙北市の人々の信仰を集めてきた巨岩・奇岩があります。それも一か所だけではありません。「お諸仏様」と呼ばれる巨岩をメインに、何ヵ所もの巨岩、奇岩があり、じっくりと回ると本当にパワーをもらえそうです。

●胎内潜りの石
まずは、田沢地域の入り口付近、先達川に沿った場所にある母が沢谷地の「胎内潜りの石」、大きな岩に人が一人ようやく通り抜けられそうな穴があり、かつてはここをくぐって願掛けをしたと言います。この穴からは「お諸仏様」のうち、聖観音、千手観音、馬頭観音、十一面観音、不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)、如意輪観音という「六観音」がここで生まれ、出世してお諸仏様の仲間に入ったという伝説があります。

●お諸仏様の門柱、茶坊主
茶立ての清水付近にも「お諸仏様の門柱」そして「茶坊主岩」の二つがあります。

●おばこ石
続いては、田沢沢川(たざわさわがわ)からちょっと登ったところにある「おばこ石」。これは、田沢の美女「おばこ」と山の上の台地に住んだ男との悲恋の物語。男がおばこの愛を確かめようと、石臼を持って自分の家に来るようにお願いしたものの、おばこは途中でその臼を落としてしまい、悲しみのあまり石になってしまったというお話です。途中からは踏み跡を探してのルートなので、地元の方の案内が必要です。

●寝仏様、亀石
そこから北上して、鎧畑ダム、秋扇湖のほとりにあるのが田沢のパワースポットのメインとも言える「お諸仏様」です。国道341号から「鳩峰神社」の入り口の看板を目印に右に入り、車で尻高林道を登っていくと、ほどなく「寝仏・亀石」の看板を見ることが出来ます。この林道は凹凸が激しいため普通車で行くのはかなり厳しいです。

 お諸仏様を見る前にこの看板の方へちょっと寄り道すると、見事な仏の寝姿の岩があります。昔は屋根がかけられ、ここで枕をあげてお願いすると頭が良くなるということで信仰を集めたと言います。今でも小さな祭壇が当時をしのばせます。そこから少し藪を通ると「亀石」があります。こちらはちょっとユーモラスな亀の姿をした岩で、その下の丸い石は卵と言われています。

●鳩峰神社跡
林道に戻り、さらに登ると「鳩峰神社」の看板が見つかります。ここからは車を降りて徒歩、10分ちょっと歩くとすぐに見えてくるのが鳩峰神社跡です。この神社から少し下ると見事なわき水があり、ちょっとした休憩ポイントになっています。

●お諸仏様
この先は本当の「登山」、神社の裏から緩急のある山肌を登っていきます。ゆっくり登って約一時間弱といった行程。途中、お諸仏様を表す「鳩留尊仏(くるそんぶつ)」の看板もありますが、基本的に案内人が必要なルートです。

 「お諸仏様」と呼ばれる巨岩群は、山を登りきった時に突然目の前に広がるのでその迫力は十分。数mから大きいものでは30mほどの岩々がまるで壁のように並んでいる姿は圧巻です。確かにこれは、宗教的な意味を見出すに十分なスケールをもった岩たちといえます。入り口には「門石」と呼ばれる岩が二つ並び、そこからお諸仏様たちに近づくことができます。間近で見る岩たちはまさに圧巻。見上げるばかりの巨岩が立ち並び、無言のパワーを放っています。それぞれ仏様の名前がつけられていますが、中にはモアイ像そっくりなものなんかもあります。

 ※これらの岩は大変な場所にあるものが多く、登山装備が必須の場所もあります。普通車では厳しい箇所もあり、一般の方が気軽に訪れることのできるスポットではないので、現場を熟知した地元の方の案内のもとで訪れてください。

平成24(2012)年2月掲載
 
 
【お問い合わせ】田沢交流センター(仙北市役所田沢出張所)
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