にかほ市金浦地域の「金浦山神社」は、8つの町内でつくる元町に位置し、5月に例大祭が開催されます。御神輿の巡行や金浦神楽や、踊り手などによる「踊り山」と呼ばれる余興が行われ、住民の多くが携わる元町の伝統行事となっています。
人口減少や新型コロナウィルスの影響もあり、令和2(2020)年~令和4(2022)年は、祭りを中止していますが、祭りに携わる宮司、禰宜(ねぎ)、氏子や元町の各町内会によって、祭りを後世に継承するための取組も行われています。
平成28年には祭りの申送書(マニュアル)を制作し、これまでの「口頭」による継承から、紙面に記録を残すことで、だれでも運営に携われるようにしています。
祭りの内容も、住民が負担に感じる部分は簡略化を検討しています。「続けていくには何が必要か」。元町の皆さんが大事にしてきた伝統行事の継承は、これからも続きます。
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→にかほ市金浦地域の「金浦山神社例大祭」継承の取組(2022年10月掲載)