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語りを聞く

大台自治会 会長(平成23年度) 阿部正さん

画像:大台自治会 会長(平成23年度) 阿部正さん

 「なんぼ、こんな山の中でも、ここを出て他に住むなんてことは考えられないな」
 そう話すのは、大台(おおだい)自治会長の阿部正さんです。
 正さんは平成21年(2009年)から自治会長を務め、平成23年で3年目になります。地域と行政を繋ぐ伝達役として、また毎年3月に行われる総会、豊作祈願祭などでのまとめ役として活躍しています。

 正さんが自治会長として一番に心掛けていることは、自分の意見を一方的に言わないことです。リーダーは、「まとめる力」「ひっぱる力」「みんなを納得させられる力」を持ち、リーダーとしての「覚悟」が必要だと話します。周りの様子を見まわし、周囲の意見を聞きながらまとめていくことを常に大切にしています。

 「この地域にある自然のものを利用して、何ができるだろう」と正さんは常に考えを巡らせています。地域の方々と研究会を開いたこともありました。正さんをかき立てる原動力は、やはり地域への愛です。
 「この地域で、山を利用して暮らしていきたい」そう願う正さんは、三ツ方森(みつかたもり)・大台地域自慢のわらびを使った「根花餅」(わらび餅)のイベント「三ツ方森茶屋」に集まった地域内外の方々や、「根花餅」を楽しむ方々の顔を思い出し、「最高だった。あんなに人が集まったのは初めてだった」と満面の笑顔がこぼれました。
 イベントでは、地域のお母さんたちが料理について話し合い、自分たちで案を出して作り出すことで、楽しみながら工夫をして一つ一つ作りあげました。

 正さんは、三ツ方森集落会館からの天気がいい日の夕焼や、保呂羽山(ほろわさん)の左側からあがる大曲の花火、大台地域の「東屋」付近で眺める集落の風景が好きだと話します。また集落会館には良い風が吹くため、夏には夕涼みに行くこともあります。

 「ここにいて、都会を真似したって良くない」正さんはそう話します。
 正さんたちが産まれ育った地域で採れる山菜、地域のお母さんたちが作る料理そのものを活かし、もっと地域の方々が盛り上がってくれたら、と正さんは話してくださいました。

 いずれは、商品化したものを全国へ広めていきたいという目標を持つ正さんは今、地域の方々と共に、目標達成への道を歩み始めています。

2012年5月掲載

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