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語りを聞く

赤田町内会

画像:赤田町内会


 赤田地域の人々は信仰心が厚く、穏やかな人々が多いと言われています。
江戸時代、地域に根差した是山(ぜざん)和尚の教えを、赤田の人々は代々受け継いできました。「赤田大仏祭り」や「赤田三十三観音霊場」といった是山和尚ゆかりの行事を途絶えることなく、200年以上の間続けてきています。

 赤田地域は、約7km続く県道69号線沿いに「上」「中」「下」という名の3つの集落が点在しており、これら3つの集落により構成されているのが赤田町内会です。協調性があり団結力の強さが何よりの自慢。8月21日から2日かけて行われる「赤田大仏祭り」には、約400人いる集落の人口のうち、160人近くが参加するなど、まとまりの良さを物語るエピソードは事欠きません。

 住民のほとんどが、長谷寺(ちょうこくじ)の檀家のため、子供の時から、自然と是山和尚ゆかりの行事と触れ合う機会が多かったと言います。9月1日の東光山登山は、東光山を開いた是山和尚を偲ぶ地域の伝統行事。赤田町内会では、由利本荘市と一緒に「ふるさと学習」を学校行事で行うなど、地域の信仰を残す工夫を行ってきています。

 史跡や信仰が根付く赤田地域の中で、町内会が後世に残したいと願っているものの一つが、集落に点在する「赤田三十三観音霊場」です。札所の一つ、標高600m近くある東光山に祀られているお堂を改装する際、150人近い赤田の人々によって、2日がかりで、材料の木材を全て人力でかついで運んだそうです。まとまりの良さが伺えるエピソードからは、是山和尚に対する信仰心が地域を結束させる原動力となっていることが分かります。
 

2012年5月掲載

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