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風土を楽しむ

横岡神明社祭典

画像:横岡神明社祭典

 
田植えが一段落した6月の第二日曜日、横岡では横岡神明社の祭典が行われます。前日の夜は、横岡自治会館前に特設の会場を設け、夕方の6時過ぎから四班に分かれた住民たちによる演芸大会・前夜祭が行われます。この前夜祭は、もとは住民の有志によって始められたもので、平成23年で28回目を迎えました。会館前の道路が埋め尽くされるほどの人々が集まり夜遅くまで賑わいをみせています。
 
日曜日に行われる本祭は、12時頃から横岡神明社で行われる神事からスタートします。本祭の見どころは大人と子供による「樽神輿」の集落練り歩きです。神明社で玉ぐしや獅子舞の奉納を行い、神事がとり行われたあと獅子舞で使用した獅子頭を持った人々を先頭に、天狗の面をつけた猿田彦、2つの樽神輿を担ぐ子供たちと大人たちが、ホラ貝や笛の音が鳴り響く中、続々と神明社を出発していきます。
 
子どもたち以上に祭典を楽しんでいるのが大人の男たちです。樽神輿を担いで、一軒一軒、家々を訪れ「ワッセ!ワッセ!」と掛け声をかけながら、豪胆に樽神輿を担ぎあげたあと、お神酒や料理を頂戴し、家の人々と談笑したあと、次の家に移動していきます。
 
大人たちより一足早く、集落を練り終えた子供たちは、樽神輿を横岡自治会館の前に戻しておきますが、大人たちは、この時点でようやく集落の半分を練り終えたところです。90戸以上ある横岡の家々を全て廻るのに、半日近くかかりますが、神輿を担ぐ男衆たちは、終始笑い声が絶えることなく、集落を大いに活気づけます。
 
鳥追いや初午(はつうま)といった子供たちが主役の行事が受け継がれている横岡ですが、この日の主役を飾るのは青年以上の油の乗り切った年代の男たち。彼らが樽神輿を担ぎ、集落を練り歩く光景からは、横岡をひっぱる男衆の熱気が伝わってきます。1年を通じ年中行事の多い横岡の中で、この祭典は横岡の人々が楽しみに待ちわびている欠かせない行事の一つといえます。
2011年4月掲載

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