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風土を楽しむ

石持ち占い

画像:石持ち占い


 横岡集落では毎月のように様々な行事が行われていますが、毎年
2月の最初の午の日には「初午行事」が行われています。「初午行事」は、集落の稲荷神社のお祭りです。前夜祭は「石持ち占い」の名称で集落の個人敷地内「横岡正一位宇賀稲倉神社」にて行われます。この「横岡正一位宇賀稲倉神社」は、たまに見かけるようなお堂の形ではなく、立派な社殿となっていて、古くから集落の子供たちの遊び場となってきました。

日がとっぷりと暮れた後、「横岡正一位宇賀稲倉神社」に、ぞくぞくと集落の住民たちが集まってきます。子供たちによる「獅子舞」が奉納された後、ご神体である稲荷様に油揚げがお供えされます。ちなみに、この油揚げですが、山形県酒田市と同様に厚揚げのことを油揚げと呼び、油揚げを薄揚げと呼んでいるため、お供えされるのは厚揚げとなっています。

 その後宴会が開かれ、お酒も程良く回り、あちこちから笑い声が響く中「石持ち占い」が行われます。この「石持ち占い」は、その年の農作物の取れ高について占われます。雌雄それぞれの稲荷様の前に置かれた、別のご神体である約4kgと約3kgの石、それぞれ「男石」、「女石」を見事で片手で持ちあげることができると、「上作!上作!」の声があがり、その年が豊作となることを意味しています。 

2011年4月掲載

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