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食を楽しむ

アケビとアケビ蔓細工

画像:アケビとアケビ蔓細工

 由利本荘市中直根(なかひたね)地域は、アケビの特産品化を目指して栽培に取り組んでいます。
アケビは里山などで見られる、つる性の落葉植物です。果実は楕円形で、熟すと縦にパカッと割れ、ほのかな甘みを持ったゼリー状の果肉が顔を出します。昔から山遊びをする子どもの格好のおやつとして親しまれてきました。 

 新芽や皮は、山菜のイメージ。おひたしや肉炒め、天ぷらとして食卓に並びます。ほろ苦さがお酒のつまみにぴったりとのこと。直売所などで販売されますが、新芽に限っては流通量が少ないため、秋口の2週間程度しか出品されません。


 
 アケビのつるを使った「アケビ蔓細工」も、古くから秋田県内の山村などで作られてきました。現在では作る人も減り、時間と手間がかかるうえに高度な技術を要する工芸品となっています。元々しなやかで頑丈なアケビのつるですが、編みあげるほど強度を増し、さらに使い込むほどに色も深まりぬくもりある風合いへと変わっていきます。アケビづるの達人の手にかかれば、かごやリースなど、見事な芸術作品に仕上がります。
 
平成22(2010)年4月掲載

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