本文へスキップ

歴史を知る

中直根獅子踊り

画像:中直根獅子踊り


「中直根獅子踊り」は江戸時代、芸能に長けた修験者・本海行人が伝えたと言われる「本海番楽」の流れをくむ中直根に伝わる郷土芸能です。秋田屈指の番楽地帯と言われる鳥海エリアの中で、中直根にも地域に受け継がれてきた独自の文化がありました。

中直根獅子踊りの演じ手を務めてきた佐藤栄喜さん
 

 中直根獅子踊りの魅力を、地元で舞の演じ手を務めてきた佐藤栄喜さんは「演じる時の感触が毎回違うんですよ。いくら踊っても完成しない奥深さがあります」と語ります。現在、中直根獅子踊りは町内行事で演じる以外は活動を休止していますが、地元の人々にとって復活させたい郷土芸能の一つです。

鳥海地区に伝わる芸能を披露する直根小学校の生徒たち
 
 中直根を含む鳥海地区に伝わる伝統芸能を、毎年2月行われる直根小学校の「郷土芸能クラブ活動」で見ることができます。
「猿倉人形芝居」「前の沢太鼓」「下直根番楽」、鳥海地域に伝わる3つの郷土芸能を学んだ子供たちの発表会が行われるこの行事は、保護者だけでなく、多くの地域の人々が楽しみにしている発表会です。毎年、この行事を楽しみにしているおばあちゃんが『「ちいき」のおへや』と書かれた小学校の控え室で待つ姿はライブ会場の若者の姿とちっとも変わりません。
 
 このクラブ活動発表会は後継者を育成するためのクラブではありません。郷土芸能は地域と子供たちを結びつける貴重な体験の場。その体験した記憶が、いずれ大人となり故郷を離れても、きっと子供たちと地域を結びつけてくれる…その考えのもと、直根小学校ではクラブ発表会を行ってきています。一面雪景色に彩られる2月の直根小学校には、子供たちの熱演を楽しむ人々の笑顔であふれ返っています。

 
【関連リンク】産地直送ブログ
中直根のお宝掘り起し中!(2017年掲載)
●秋田民俗芸能アーカイブス
「本海獅子舞番楽(中直根講中)(下直根講中)」「猿倉人形芝居
 
2010年4月掲載

ページ上部へ戻る

由利の関連情報