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歴史を知る

お地蔵様の小さなお祭り

画像:お地蔵様の小さなお祭り

 全国各地には「地蔵盆」と呼ばれる風習があります。
 地蔵堂が祀られた家や周囲に提灯を掲げ、供え物のお菓子や料理を子どもたちに振る舞うお祭りで、特に京都など近畿地方で盛んに行われています。
 毎月24日の地蔵菩薩の縁日にあわせて、お盆期間中である824日に行われる地域も多いですが、ここ三ツ方森(みつかたもり)集落では平成7年(1995年)から、地蔵盆の宵宮にあたる723日に地蔵祭りを行っています。
 お祭りを始めようと呼びかけたのは、三ツ方森集落の猪俣賢さんです。車の運転手をしていた猪俣さんは、由利本荘市内の各地で「地蔵祭り」の風景を見てきました。「三ツ方森にもお地蔵様がいるのだから」と集落の人々に呼び掛け、集落の一本道沿いにある、小さなお地蔵様のお堂前でお祭りを始めたそうです。
 宵宮の夕方4時過ぎになると、集落の人々はお参りを済ませ、道路にゴザを敷いて宴会の準備を始めます。お隣の大台(おおだい)集落の人も誘い、気の合う仲間同士、辺りが暗闇に包まれるまでお酒を酌み交わす様子は、一つの家族のようです。
 このお地蔵様のお祭りは、三ツ方森集落の人々が大事に守り続けてきた行事です。

2012年5月掲載

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