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歴史を知る

滝番楽

画像:滝番楽

 滝地域には滝番楽が存在し、代表的な舞として獅子舞があります。いつ頃に伝来したかは不明ながら、熊野神社の荒御魂(あらみたま)として獅子頭が神社に安置されました。昔、東光坊という山伏がおり、熊野神社の別当を務めることになりました。そして、この山伏がこの獅子を持って村中を回り一軒一軒、家に入って悪魔払いをしたと伝わっています。 

 獅子頭は、是山(ぜざん)和尚の作であると伝えられてきましたが、残念ながら昭和25年(1950年)の火災で焼失してしまいます。獅子頭はずっしりと重く、彫刻もシンプルなものでしたが、それだけに迫力があり、荒御魂としての神威を備えていました。
 その後、京都から新しく購入しましたが、こちらも現在は盗難に遭ってしまい、現存はしていないそうです。
 
 戦後、一度途絶えた番楽を復活させようと、地元の有志が立ち上がり、復活させることに成功し、その時の奉納額が熊野神社に飾られています。滝温泉がリニューアルした際のこけら落としでも舞われたそうです。お盆の時には獅子舞が14日~17日に掛けて、集落内をぐるっと回りました。
 
 しかしその後、お囃子の笛、太鼓などの伝承が難しくなり、現在では再び行われなくなってしまいました。舞い手の方は現在も何人かおり、12番伝えられていたうち、半分程度まで憶えています。
 
 
2012年5月掲載
■参考資料
 『大内町史』

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