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語りを聞く

琴川地域おこし協力隊 柴田雅弘さん

画像:琴川地域おこし協力隊 柴田雅弘さん


   柴田雅弘さんは、平成23年(2011年)10月3日、男鹿市・琴川(ことかわ)の地域おこし協力隊に任命されました。20年近くの会社員生活で、関東・関西を転勤で渡り歩き、さらに趣味のバイクツーリングを通じ全国各地を見て回っています。会社員時代から田舎暮らしに興味があり、東京にある秋田県の定住やAターン情報を発信している事務所に通い、情報を集めました。実はそれまで「協力隊」の存在を柴田さんは知りませんでした。事務所から協力隊の制度を紹介されたのをきっかけに、琴川の協力隊に応募したのです。
 
 埼玉県から男鹿市に転入した柴田さんですが、実は父方の祖父は横手市出身です。幼い頃、祖父が連れていってくれた男鹿西海岸の入道崎の夕日は、「全国どの場所と比べても、綺麗で忘れられない」と言います。琴川を赴任地に選んだのも、この体験が大きく、全国や秋田県内各地でも協力隊を募集していましたが、柴田さんは「男鹿」への思いが強く、琴川を希望しました。
 
 協力隊の業務は、赴任時期が冬間近だったので、雪かきなどの住民の暮らしのサポート中心でしたが、春以降は住民のサポートのほかに農作業のお手伝いをしていくとのことです。そして「琴川すげ笠伝承塾」の手伝いや、地元住民の佐藤毅さんが取り組んでいる「すげ田」のすげ栽培や、地元の五里合(いりあい)小学校でのすげ笠作りの指導にも協力しています。
 
 琴川を含む五里合地域の人々を「行事があると自分にもすぐ声をかけてくれる。協力しあうことのできる人々」と柴田さんは感じています。しかし、みな大人しい性格のため、なかなか自分から前に出ることができない地域でもありました。柴田さんは、地域でイベントを開催する時には、五里合地域の全集落を巻き込んで、住民を結びつける役割を自分がつとめられれば、と考えています。
 
 柴田さんの目標の一つに「永住」するための生活を確立することが上げられます。できれば農業に従事したいので、今年は農作業のお手伝いをしながら、農業の勉強をしっかりしたいと話します。五里合地域には「滝の頭湧水」があり、クレソンなどが栽培されています。この水質を利用して新しい農産物の栽培も取り組みたいと考えています。
 
 赴任した年の大晦日には、恒例の「なまはげ」に扮して地域行事に参加しました。なまはげの叫び声の訛りが難しく、苦戦したと柴田さんは苦笑します。方言については慣れるまで時間がかかりそうですが、琴川での暮らしに不便さや不満を感じることはまったくないと話します。「秋田産の米は以前から食べていたが、琴川の米もとても美味しい。土や水の影響かもしれませんが、ほかとは違った美味しさです」。赴任してまだ半年ですが、柴田さんは琴川の住み心地の良さを実感しています。
2012年6月掲載
 
●琴川地域おこし協力隊 隊員ブログ「男鹿・琴川すげ笠村生活記録

※柴田さんは平成26年(2014年)に任期を終えました。

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