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歴史を知る

盆踊りと旗焼き

画像:盆踊りと旗焼き

 男鹿市安全寺(あんぜんじ)地域では毎年、迎え火(8月13日)に盆踊りが地域の拠点「安全寺公民館」の広場中央にやぐらを立てて行われます。

 当日の夕方、住民に知らせるため、やぐらの上に設置された太鼓が打ち鳴らされます。「だだだこ」などの楽曲が打ち鳴らされて楽しげな雰囲気が漂い、浴衣や甚平姿の子供たちや仮装姿のお母さんたちなど、除々に地域の皆さんが集い始めます。

 毎年、住民のほとんど、100数人が参加する賑やかな行事で、帰省した孫たちと手を繋いで踊る姿はとても微笑ましい情景です。

 安全寺地域の盆の行事は盆踊りの他にもう一つありました。その行事は送り火(8月16日)に、子供たちが主体となって行っていた「旗焼き」という行事です。お盆期間中、墓には盆の飾り付けがされます。その中に五色の色紙をつけた竹があり、その竹を各組に分かれた子供たちが集めて回るというもので、集めた竹を簀巻きにして大蛇を作ったと言います。その大蛇を大増川(おおますがわ)の近くで燃やし、先祖を送り出す……という、子供たちにとっては大仕事だったことでしょう。

 「あの頃は竹を集めたら両手で抱えきれないほどの束になったもんだ」「大蛇を燃やしたら、バチバチと音を立てて空高く火の粉が舞った」当時を思い出して楽しそうに話す皆さんの目は、当時の情景が映し出されているかのように輝いていました。

 
平成29(2017)年3月掲載
 
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