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歴史を知る

鮪川の百万遍念仏

画像:鮪川の百万遍念仏

 鮪川地域では毎年3月、春彼岸の中日(春分の日)に、老人クラブ「楽生会(らくせいかい)」のメンバーが男女一緒に「百万遍念仏(ひゃくまんべんねんぶつ)」を行います。

地域内にある「十王堂」からスタートし、「無病息災」「先祖供養」「五穀豊穣」「家内安全」を願い、十王堂で耕岳寺(こうがくじ)の住職がお経をあげたあと、「なんまいだ~ なんまいだ~ぶつ なんまいだ」と唱えながら数珠まわしを行います。昔は地域の道路端で数珠まわしを行ったこともありました。

十王堂で数珠まわしを行った後は、地域の3ヶ所に「蛇(じゃ)」と呼ぶ「塚」を設置します。木材に注連縄(しめなわ)を巻き付かせた塚は「集落に疫病が入らないよう」願う厄除けでもあります。塚を設置した後は、楽生会のメンバーが鐘を鳴らしながら、集落の一軒一軒を訪れ、藁で作った魔除けの輪を渡します。

百万遍念仏は秋田県内各地で行われていますが、鮪川地域では、集落の境目に「塚」を設置するのが特徴です。昔から「暑さ寒さも彼岸まで」「中彼岸に種をつける」と言われ、農家に季節を告げる行事でもありました。

2014年3月19日掲載

 

【産地直送ブログ】
農家に春を告げる鮪川の百万遍念仏(2013年4月掲載)

 

 

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