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歴史を知る

林業の足跡「森林軌道のトロッコ跡」

画像:林業の足跡「森林軌道のトロッコ跡」

-産業遺産からたどる馬場目・杉沢地域の歴史-

 江戸時代から秋田スギや木炭の一大生産地だった馬場目・杉沢地域。その名が示す通り、この地には昭和40年頃まで営林署が置かれ、林業を基幹産業として村は大いに賑わったそうです。『馬場目杉沢に娘を嫁がせると親が喜ぶ』といったエピソードが地元に残っている事からも裕福な土地柄だったことが分かります。

 今も集落の多くの場所で見ることができる産業の跡地。馬場目・杉沢の奥にある『デロ杉流域』と呼ばれる山の中には、木材切り出し用に設置された『森林軌道(トロッコ)』の跡や秋田市仁別と結んだトンネルが今も残っています。トロッコを運転した経験のある地元清流の会・事務局長を務める石川勝巳さんは「ネコバリ岩から杉沢まで機関車でよく木材積んで運んできたもんだよ」と当時を振り返ります。
 
 トロッコ跡地があるデロ杉流域は、現在、地元の人々の手により自然散策路として整備されています。新緑や紅葉を楽しみながら、馬場目・杉沢の歴史に触れて見てはいかがでしょうか?
2010年4月掲載

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