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歴史を知る

五輪塔

画像:五輪塔

 五城目町を通る国道285号から、県道4号に入り三種町方面に北上すると、浅見内児童館があり、さらに奥の橋を渡った場所に、駒形神社がひっそりとたたずんでいます。

 駒形神社から右を見ると、白い標柱と三角、丸、四角などを組み合わせた、変わった形の石塔を見つけることが出来ます。この石塔は、それぞれの丸や四角が「地水火風空」という、かつて宇宙の構成元素と考えられたものを表現しているため「五輪塔」と呼ばれています。

 この五輪塔は昭和60年(1985年)3月15日に町指定の有形文化財に指定され、地域の方々が守り続けています。五輪塔は、駒形神社の下に馬場を作るために、元あった場所から現在の場所へと移動させられたと伝わります。

 駒形神社の背後には、浅見内館(あさみないだて)と呼ばれる館跡があり、五輪塔は、そこの館主に関連しているのではと、地元の方が話してくださいました。また、五輪塔の周りにはお茶の木が植えられています。周辺でお茶の栽培はされておらず、このお墓のために植えられたとも伝えられていますが、いわれは謎のままとなっています。

 とはいえ、仏教ではお茶には煩悩を取り除く力があり、極楽浄土へ行けると信じられています。「あの世」と「この世」を分けるという意味があるといわれますが、お墓に眠る人への鎮魂の思いから植えられたのかもしれません。

平成23(2011)年4月掲載

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