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語りを聞く

根城青年団

画像:根城青年団

 米田地域のシンボルともいうべき「根城豊作相撲」を長年にわたって取り仕切ってきたのが「根城青年団」です。
根城青年団は原則として18歳から28歳までの男性で組織されます。その歴史は古く、根城豊作相撲の始まった明治35年(1902年)に発足したとされ、結成当時は90名余りの団員が在籍していました。名称の変遷を経て、昭和28年(1953年)に変更された根城青年団の名で現在に至ります。活動としては根城豊作相撲の運営はもちろんのこと、夏祭りや運動会などの地域行事へも協力しています。

 団長を務める加藤大輔さんに「青年団や相撲をやっていてよかったことは?」と聞くと、「やはり地域の人たちで(お酒)飲めることですね。」と笑顔で答えてくれました。青年団やOB会の大人たちが、お酒を仲立ちに世代を超えて交流を深めることで、地域の連帯が生まれます。自然と互いの家で食事に招待しあったりするような関係になるといいます。

 「子供のころ、豊作相撲をとる大人たちがかっこよく見えました。」と加藤団長は振り返ります。
青年団を卒業したOBらも、子供たちの面倒をよくみたそうです。青年団のメンバーと一緒になって遊ぶうちに、加藤団長も自然に青年団に入りました。大人たちが地域ぐるみで子供たちの成長を見守り、大人や子供の関係を超えたふれあいを持ち続けてきたことが、青年団を始めとする米田地域の団結力の源泉でした。

 一方で、最近では大人と子供がふれあう機会が以前より少なくなりました。豊作相撲の舞台となる米田小学校も、平成20年4月に閉校となり、その前の年には隣接する米田保育園も同じように閉じられています。米田の皆さんは、心の中にぽっかりと穴が空いたような寂しさを感じられています。
現在、3名にまで減ってしまった青年団のメンバーですが、根城豊作相撲をより多くの方に知っていただくため、さまざまなアイデアを暖めています。人数は少ないながら、県内の他市町村に加え、岩手県からの参加もあり、相撲をきっかけにした他の地域との交流も始まっています。

2011年4月掲載

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