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語りを聞く

本館自治会 会長(平成21年度) 斉藤進さん

画像:本館自治会 会長(平成21年度) 斉藤進さん

 

-やる気があれば何でもできる-

 「俺、何でもやってみたいんだよねぇ」
本館の自治会長を務める斉藤進さんは、穏やかで優しい外見のお父さん。しかしその内面はアイディアに満ちあふれ、熱い思いを抱いたパワフルな人物です。
 
 本館自治会が本格的なグリーンツーリズム(以下GT)活動を始めたのは1983年。地域のまとまりを保つために小人数で生活してきた本館集落。今ほど少子高齢化が問題化していなかった時代から、すでに高齢化・過疎化集落だったと言います。いち早く地域おこしのスタートを切れた理由は本館独自の風土が影響してるといえます。
 
 右も左もわからずに始めたGT活動は不安との戦いの連続。「みんなGTが何なのかも分からないんですよ。『本当にここに人がくるもんだべか?』ってみんな不安を抱えてました」。秋田で最初のGT施設「夕映えの館」が完成した時の状況を斉藤さんはこう振り返ります。
 
 それでも「みんなでなんとかしよう」というのが本館の人々の考え。夕映えの館、そば打ち体験館にどぶろく醸造所…悩んでいる暇もなければ手応えを感じる暇もない。ひたすら行動している内に、いつの間にか本館は人々を惹きつけるパワースポットとなっていました。「ここに来る人はみんな『あぁ…ここいい所だなぁ』と話すんですよ。私からすると、小さい時から見ている当たり前の風景でしかない。GTをやっていなければわからなかったことですね」と、改めて自分たちの住む場所の良さを見なおしたそうです。
 
 「この人そば作りの名人なのよ」と自治会メンバーからからかわれる斉藤さん。体験館でそばを教えるために、メンバーと共に講習を受け、食品衛生協会から営業許可証を得ています。自身の活動を振り返ってみると、
 「う~ん半分くらいまで来たかなぁ」。
まだまだ斉藤さんの頭には行動に移していないアイディアがたまっているようです。最後に斉藤さんはこう付け加えました。
 
「やる気があれば、できないことなんてないよ!」
本館自治会長の斉藤進さん 
2010年4月掲載

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