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語りを聞く

本館そばの会 会長  斉藤進さん

画像:本館そばの会 会長  斉藤進さん

 -やる気があれば何でもできる-

 「俺、何でもやってみたいんだよねぇ」。八峰町の本館地域で活動する「本館そばの会」の斉藤進さんは、穏やかで優しい外見のお父さん。しかしその内面はアイディアに満ちあふれ、熱い思いを抱いた人物です。
 
 本館地域がグリーンツーリズム(以下GT)活動を始めたのは昭和58(1983)年になります。地域のまとまりを保つために小規模で生活してきた集落なので、今ほど少子高齢化が問題化していなかった時代から、すでに高齢化が進んでいたそうです。いち早く地域おこしのスタートを切れた理由は本館独自の風土が影響してるといえます。
 
 右も左もわからずに始めたGT活動は不安との戦いの連続でした。「みんなGTが何なのかも分からないんですよ。『本当にここに人がくるもんだべか?』って不安を抱えてました」。平成13(2001)年に秋田で最初のGT施設「夕映の館」が完成した時の状況を斉藤さんはこう振り返ります。
 
 それでも「みんなでなんとかしよう」と、夕映の館、そば打ち体験館の整備に取り組んできました。「ここに来る人はみんな『あぁ…ここいい所だなぁ』と話すんですよ。私からすると、小さい時から見ている当たり前の風景でしかない。GTをやっていなければわからなかったことですね」と、改めて自分たちの住む場所の良さを見なおしたそうです。
 
 「この人そば作りの名人なのよ」と地域のメンバーから、からかわれる斉藤さん。体験館でそばを教えるために、メンバーと共に講習を受け、食品衛生協会から営業許可証を得ました。「やる気があれば、できないことなんてないよ」と、斉藤さんは話します。ぜひ、本館を訪れて、斉藤さんと一緒にそば打ち体験を楽しんでください。
 
平成22(2010)年4月掲載
令和2(2020)年12月更新

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