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語りを聞く

菌床しいたけ栽培農家 田村正和さん

画像:菌床しいたけ栽培農家 田村正和さん


-菌床しいたけ栽培と廃ほだを使用した取組-

 
 田村正和さんは、長崎県島原市出身の生粋の九州男児です。高校卒業後に神奈川県で就職し、昭和62年(1987年)、結婚を機に八峰町大久保岱(おおくぼだい)集落に移住してきました。当初は九州出身のため、大久保岱集落の気候が非常に寒く感じられ、話す言葉や文化の違いからも苦労したそうです。しかし今では、お酒も鍛えられ地域の方々とも仲良く馴染んで、楽しく生活していると話しています。
 
 田村さんは、大久保岱集落では唯一の「菌床しいたけ栽培」をしています。
菌床しいたけは、ビニールハウスで栽培し、外気の状況次第では、成長の仕方が異なるという難しさがありますが、一定時間毎のサイクルで変化させた湿度、温度設定の環境で育てています。
 
 しいたけが大量に成育した日には、お休みのパートさんにもお願いして収穫作業を行う事があるそうです! 少しでも大きくなりすぎると規定の出荷サイズをオーバーしたり形が悪くなるため一日、一日が勝負なのだそうです。田村さんのしいたけは、白神のめぐみシールが貼られ、山本エリアのスーパーで販売されています。
 
 また、使用済みの菌床、通称「廃ほだ」を使った新たなアイデアにも情熱を燃やしています。今のところは、あくまで遊びの範囲内としてですが、カブトムシの飼育も行っています。「廃ほだ」を餌にして、使用済みの家庭用ユニットバスの中に「廃ほだ」を詰め込んで、その中にカブトムシの幼虫を入れます。「廃ほだ」を掻き分け、カブトムシの幼虫を拝見しましたが、数えきれないくらい多くの幼虫が居心地よさそうに体を丸めていました。
 また、山芋や里芋を実験的に栽培しており、「廃ほだ」は良い堆肥となるので、「これを使用して作った野菜を販売できたら」と話していました。
2012年5月掲載

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