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歴史を知る

岩城紘一さんと郷土カルタ

画像:岩城紘一さんと郷土カルタ

-郷土カルタで知る上岩川の歴史-

  集落内だけでも40基近く確認されている石碑の多くは庚申塔(こうしんとう)と呼ばれ、上岩川地域の人々の信仰の対象となってきました。その他にも石に悪さをするとバチが当たるといわれる五輪塔、耳の悪い人が、耳に見立てた穴の開いた石を納めて治癒祈願するという才の神など、伝承が色濃く残る史跡が上岩川には数多く残っています。

 
上岩川・庚申塚
 
 ふるさと交流館の前にある『田神塔(たのかみとう)』もその中の一つ。「これは九州南部以外ではとても珍しい塔なんです。なぜこの上岩川にあるのか調べてるんですよ」。そう語るのは、地元の歴史を独自に調べてきた岩城紘一さん。小学校の校長を務めた経歴の岩城さんは、退職後も地域の人々から『岩城先生』と呼ばれています。
 
岩城紘一さん 
 
 「子供たちに郷土のことをもっと知ってもらいたかったんです」
岩城先生が30代の頃に子供たちと作ったのが『私たちの上岩川』という名の郷土カルタです。子供たちに伝えたい内容を各家庭にアンケート配布し公募。「一人で50案も応募してくれた人がいましたねぇ」。絵は子供たちが描き、入学式の新入生に配られた郷土カルタは好評を得て、上岩川小学校の恒例事業となりました。
 このカルタを学校行事ではなく地域の行事として残したい…当時の校長先生も後押しして、郷土カルタは、「雪中ジャンボカルタ大会」として上岩川の子供たちに毎年親しまれています。地域と子供をつなぐツールが郷土カルタ。「上岩川をもっと知って欲しい」そんな岩城先生の想いは、毎年、上岩川の子供たちに受け継がれています。
 
                                 2010年4月掲載

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