本文へスキップ

歴史を知る

宮比神社の芸能神「天鈿女命(あめのうじめのみこと)」

画像:宮比神社の芸能神「天鈿女命(あめのうじめのみこと)」

  

 三種町・鵜川地域の大曲集落を通る坂道にある赤い鳥居の先に宮比(みやび)神社があります。明治初期以来、集落の氏神として祀られていた宮比神社は、明治24年(1891年)5月20日に鳥居が献上され、御神体である「天鈿女命」を御祭神として、毎年、旧3月17日に例大祭が行われていました。昭和63年(1988年)4月7日、宮比神社は宗教法人に登録され、旧暦の3月に行われていた例大祭は現在、9月中旬頃に行われています。
宮比神社の御祭神「天鈿女命」は、日本神話に登場する芸能の神として知られています。太陽の神である「天照大神(あまてらすおおみかみ)」が、弟の「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」の粗暴な行為を目の当たりにし、天岩戸(あまのいわと)に隠れてしまった際、面白おかしく踊り、「天照大神」を再び御出現させた神が「天鈿女命」です。一説では別名「宮比神(みやびのかみ)」と呼ばれていることから、神社の名称の由来となったと推測されます。
八百万の神を笑わせた神として、今でいう芸人や俳優の元祖ともいわれ、学芸の上達や、商売繁盛、縁結び、合格祈願などの御利益があるといわれ、境内には願いを込めて奉納された絵馬などがかけられた板があり、知る人ぞ知る神社です。
宮比神社の責任管理者、三浦金勝さんは、「昔のように地域の子供たちが気軽に遊びに来られるような、開放的な神社を目指したい」と話します。遊ぶ物が溢れていなかった時代、子供たちの笑い声が普通に神社から聞こえていました。またその頃のように、子供たちの声が聞こえる神社を三浦さんは未来に向けて描いています。
 
2015年3月31日掲載
 

ページ上部へ戻る

山本の関連情報