幻の秋田杉と呼ばれる「蒼弥白」。葉の先端が淡い黄色になっているのが特徴です。
一般的な秋田杉と比べて、香りがよく木目もきめ細やかなため、江戸時代から明治時代にかけ、最高級の酒樽用材木として珍重されてきました。乱伐などによりその数は激減し、さらに、繁殖力が極端に低く、受精できるようになるまで100年もの時間を要してしまいます。そのため、現在秋田県内でも数える程しか自生が確認されていないそうです。
そんな希少種の「蒼弥白」、ここ
上岩川地域に今も力強く生きています。
平成22(2010)年4月掲載