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名物に触れる

中世城館 嘉平岱館・荒川館

画像:中世城館 嘉平岱館・荒川館

 「秋田県の中世城館」によると、大沢地域内を通る県道200号の北側に沿って、二つの城館跡が報告されています。

 熊野神社の西方200mほどにあるのが「嘉平岱(かへいだい)館」跡です。周囲を水田に囲まれた東西100m、南北60mほどの三角形をした小さな丘で、かつて周囲は水堀だったという伝承が残ります。現在は採土され、面影を見ることができませんが、丘があった頃は「お城台」と呼ばれて親しまれてきた場所でした。館主は藤里町史によると「三浦遠江守(みうらとおとうみのかみ)」とされ、熊野神社は館主の祈願所だったと言われています。

 さらに、大沢地域の中心部背後にあるのが「荒川館」跡です。南北500m、付近の水田からの高さは90mにも及び、館主は不明ですが藤里町で最大規模の城館跡です。城跡の南側には愛宕神社があり、山麓の畑からは土器のかけら「土師(はじ)、須恵(すえ)片」や、「鉄滓(てっさい、たたら製鉄ででる不純物)」が出土しました。

2014年5月9日掲載

■参考資
秋田県教育委員会『秋田県の中世城館』
『藤里町史』

 

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