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名物に触れる

手這坂(てはいざか)

画像:手這坂(てはいざか)


  江戸時代の紀行家・菅江真澄(すがえますみ)が、その美しさに感動し「桃の花が咲き誇り、まるで桃源郷のようだ」と称えた集落が手這坂です。大久保岱集落から水沢ダム方面に進むと、車で約5分の場所に手這坂が見えてきます。隠れ里の趣もある手這坂は2000年代に入ってから住民が転出し、茅葺民家を残す無人集落となりました。現在、手這坂活用研究会が中心となり茅葺民家の補修や桃の木、菜の花を植え、保存に取り組んでいます。平成13年(2001年)から11年続くこのボランティア活動により、春の手這坂には花々が集落を色鮮やかに彩るなど、美しい手這坂の再生が進められています。

 毎年2月末から3月上旬にかけて、約2500個ものミニかまくらを灯す「手這坂冬まつり」が開催され、毎年300人~400人が手這坂に訪れます。
 平成24年(2012年)に開催された10回目の冬まつりは雪がたくさんあるうちにと、20人程のボランティアが集まり、2月25、26日に行われました。
 
  「手這坂冬まつり」は農業短期大学(現秋田県立大学)の故山崎教授が、冬の手這坂でのイベントが無く「寂しい」との思ったことから始まりました。1回目の冬まつりでは1000個のミニかまくらが作られ、平成23年(2011年)には過去最高の2600個ものミニかまくらに明かりが灯されました。平成24年はボランティアの減少もあり、2200~2300個と昨年よりは少なくなってしまいましたが、手這坂を照らす幻想的な光景は見る人を感動させます。
 
 灯りで照らされた手這坂の様子は夕方5時30分、5時45分、6時と色合いが変わり、短時間で違った雰囲気を楽しむことができます。
 また手這坂にある笹本邸では、きりたんぽ鍋が1杯300円で振る舞われたほか、ローソクは1本10円で提供され、その売上金は全て東日本大震災の義援金として被災地へ送られました。
 
 毎年、夢のような景観で私たちの目を楽しませてくれる手這坂では、維持管理のための人手不足が懸念されており、ボランティアを募集しています。
 ボランティアなどについては、下記の連絡先までお問い合わせください。
 
 
【お問い合わせ】手這坂活用研究会 事務局長 嶋津宣美
●電話 0185-76-2111
●ホームページ のしろ白神ネットワーク
 
2012年5月掲載

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