1月に入り、にかほ市横岡地域で「上郷の小正月行事」が行われました!
横岡地域から提供していただいた写真でご紹介します♪

「上郷の小正月行事」は、横岡と大森の2つの集落に伝わる伝統行事で、
国の重要無形民俗文化財に指定されています。
男の子が主役の行事で、無病息災、五穀豊穣、安産祈願を祈願し、
「サエの神の小屋焼き」「鳥追い」「餅もらい」といった
複数の行事を一度に行います。


「サエの神」は、地域に災いが入り込まないよう、村を守ってくれる神様。
上の写真のように、横岡地域の4か所に祭られています。


こちらは、1月9日(月)に行われた「サエの神」の小屋立ての様子。
横岡地域にある4つの地区が、それぞれの地区のサエの神のそばに
小屋を立てていきます。


小屋の骨組みとなる木や稲わらのつけ方など、
地区ごとの個性が現れます♪


今年の小屋が完成しました♪ 準備、ばっちりです!

 
こちらは1月14日(土)早朝に行われたサエの神の小屋焼きの様子。


主役の男の子たちが小屋を見守ります(^^)


その後、男の子たちは集落会館で「もちもらいの唄」の練習。
夕方から行われる「餅もらい」は、子供たちが「餅くれ~♪ 餅くれ~♪」と
歌いながら家々を練り歩き、お餅やお菓子をもらうものです。

 

上郷の小正月行事は、昨年まで1月15日に開催していましたが、
今年から、人が集まりやすいよう、15日に近い土曜日に行うようにしました。
時代の変化とともに、小正月行事の姿も変わりつつありますが、
子供たちと住民の皆さんが行事を通して
地域の思い出をつないでいけるといいですね。

横岡地域からお届けしました!(^^)