にかほ市横岡地域で「石持ち占い」と「初午(はつうま)」行事が行われました♪
横岡自治会から写真とコメントをいただいたのでご紹介します(^^)/

●石持ち占いと初午
初午は節分以降の1番最初の「午(うま)の日」のこと。
初午は全国各地で行われる行事ですが、にかほ市の集落では、男の子たちが、
獅子頭を持って地域の家々をまわり、家内安全・五穀豊穣を祈願する
風習が伝わっています。

今年の初午はは2月2日(土)でしたが、横岡では節分より前に行うと
縁起が悪いと言われていて、10日(日)の開催となりました。
また、初午の前日は、今年の作柄を占う大人の「石持ち占い」も行われます。

9日は伝統の「石持ち占い」の日で、午後1時から東日本放送取材チームと、
福岡県のプロのカメラマンとの取材ラッシュ!
取材メンバーの中には、トルコ、ハイチ出身の方もいて、
今年の石持ち占いは国際色豊かなものになりました♪

 

午後5時から、稲荷神社『横岡正一位宇賀稲倉神社』で
子供たちによる獅子舞と、大人の「石持ち占い」が行われました。
多くの取材陣に囲まれる中、神主役を先頭に座って二礼二拍手一礼。
五穀豊穣・家内安全を祈念して、ご祈祷と獅子舞の奉納を行いました。

太鼓、ジャガ、横笛の軽快なリズムに合わせた立派な舞いでした。
参拝している大先輩方も「上手い!上手!」と褒めていました。

獅子舞が終わると、お神酒を頂き、板テーブルに当番の方が準備してくれた
おでん・赤飯・手弁当の料理が所狭しと並べられ、大人たちの酒飲みが始まります。

これまで石の重さは「男石:約4㎏」「女石:約3㎏」として言い伝えられていましたが、
今回、本当の重さを量ってみようということになり、実測してみました。
結果は「男石:3.4㎏」「女石:2.6㎏」でした。

程よくお酒が回った頃になると、ツルツルの平たい「男石」「女石」を、
片方の手だけで持ち上げ、豊作を祈願する占いが始まります。

腕を震わせながら持ち上げると、取り囲んでいた男衆から
「上作!、上作!」との声が上がりました。
腕力だけでは簡単に持ち上げることのできない絶妙な形状の石。
持ち上げに成功して、ニンマリどや顔の男衆♪ 今年もきっと豊作になる事でしょう。

220年程前から行われているという「石持ち占い」ですが
長い歴史の中で、今回初めて、外国の方が参加して石持ちに挑戦。
大きな手で軽々成功しました(^^) 
彼らに農作業を手伝ってもらったら豊作間違いなしです。

翌日10日は、子供たちの初午行事。

子供たちが、太鼓打ちを先頭に列を作り、お頭様が太鼓・ジャガの
軽快なリズムに合わせ、地域内の家々を回りました。
今回訪れて取材していただいた方の情報が日本中に拡散して、
興味を持って横岡を訪ねてくれたらうれしいですね。

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横岡の2月の伝統行事、いかがでしたか?
初午のお祭りは全国各地で行われますが、横岡のあるにかほ市近辺では
男の子たちが主役となり、獅子舞の練り歩きが行われます。
地域で大事にしてきた行事、これからも受け継がれていってほしいですね。

ちなみに、こちらも横岡の大事な伝統行事♪
2月3日(日)は「第44回横岡自治会麻雀大会」が開催されました。
なんと44回を数える自治会行事(^^) 横岡には、熱狂的な麻雀愛好者が多く、
毎年この大会を楽しみに待っているとのこと。参加者は16名でした!

横岡地域からお届けしました♪