9月10日(土)、三種町の下岩川地域で、
「第1回下岩川おらほの敬老会」が開催されました!
下岩川の地域活動をご紹介します。


三種町では、これまで敬老会を町の主催で開催していましたが、
地区単位でなく全町が対象となるため、参加しても知らない人が多く、
参加意欲がわかないなど、近年、参加率が低下していたそうです。
そこで、今年度から町で住民組織に補助金を交付する制度をつくり、
地域が開催しやすい形で敬老会を開催できるようにしました。

下岩川では、12集落で構成される「下岩川地域力推進委員会」が
敬老会を旧下岩川小学校体育館で開催しました。
下岩川地域力推進委員会は、各集落で盆踊りの継承が難しくなってきたため、
「地域」として盆踊りを継承しようと結成された組織♪
共助のふれあいバスを運行するなど、地域をあげた活動を行っています。

 

参加者の送迎は、ふれあいバス「養助号(写真左)」と町のバスを活用!
集落ごとに割り振りをしていたので、受付もスムーズでしたよ。
※ちなみに養助号は、下岩川出身の、出獄者の更生保護に尽力された
「川村養助」からとっています。

芸を披露するのも、住民の皆さんです♪
下岩川には芸達者な方が多く、プロの方もいるそうです。
今回の敬老会のために寸劇を準備するなど、住民の方のパワーがすごい(^^)

「あの父さん、あんなことできたの!」
「あの人、おらとこ(自分の集落)の人?」などなど、
顔なじみの新たな一面も見れて、皆さん、敬老会を楽しんでいらっしゃいました。

参加者にお話を聞いたところ、
「いままで、町の敬老会には参加したことがなかったが、
今回、近場だから来てみたら、面白かったよ~」
「近所の人とも、なかなか顔を合わせることがないから
みんなの顔を見れて嬉しい」
「普段、会えない遠い集落の人の顔が見れて楽しいよ」という声も。

 

スタッフも参加者も、皆さん「顔なじみ」。
顔がわかる関係だからこそ、会話も弾み、楽しい時間を過ごせますね。

今回、下岩川地域力推進委員会としての敬老会開催は初めてでしたが、
近藤久信代表は、「まず、やってみるか、という感じです。
やってみないと分からない。実際にやって、いろんなところ改善して、
第2回、第3回と敬老会が続くようにがんばっていきたい」と話していました。

この日の下岩川地域の田園風景です。
稲穂が垂れ下がり、田んぼが黄色くなってきました。
今年の8月10日、下岩川地域は大雨の影響により、多くの住宅が浸水被害を受け、
この影響で、お盆の盆踊り大会も中止となりましたが、
敬老会では、住民の皆さんの笑顔でにぎわっていました!

「楽しもう」という心意気を感じた下岩川地域でした(^^)

●おまけ
 
敬老会では、馬肉のすじ煮込みがふるまわれました。
地域の男性陣はよく食べるそうですよ♪

●おどるばかTシャツ

盆踊り大会を開催する時に作った「をどるばか」Tシャツ♪
「おどるばか」は、下岩川出身の舞踊家「石井漠(ばく)」が
自身を称して使った言葉。
下岩川では、何かイベントなどをやる時、このTシャツを着るそうですよ(^^)