千年の伝統を持つと言われる(!) 中野地域三嶽神社では「奥宮祭」が今年も行われました。
取材班、今回も登ります!
三嶽神社は、拝殿が中野集落にありますが、山頂にあるのが本宮となります。
ふもとには「蔵王堂」と呼ばれるお堂があり、ここに大きな荷物(直会用のおべんとうやお酒)なんかは置いていきます。
あとは登るだけっ!
巨木が多いのは、江戸時代の十二所城代の信仰が篤かった時に植えられたものだと伝わります。
しかし、太平洋戦争の時、松根油を採取するために、山の下の方の木々は相当数が伐採、抜根されてしまったそうです。
竜ヶ森、とは浅からぬ関係がある三嶽神社、竜ヶ森の神様(男神)は三嶽の神様(女神)に言い寄りますが
三嶽の神様はそれを嫌って、蛇神でもある竜ヶ森の嫌いな「なめくじ」を神の使いとして神社の回りに放ったそうです。
今でも、藤ツルはそのなめくじの這った跡だとして、藤が絡まった木は切らないのだそうです。
尾根道をずーっと登っていく参道ですがいやー……みなさんホント元気です!
1kmちょっとの登山道ですが、けっこうきつい……。
ようやく到着した社殿は……でっかいですよ! これをふもとから運びあげたなんて!?
社殿の中は落書きでいっぱいです。
中には江戸時代のものも!
神事が行われた後は、下山して新しくした石の鳥居の入魂です。
最後はお楽しみの直会、蔵王堂のまえです!
かつては、お祭りの日の前日から泊りがけで、山の上の神社の境内でかがり火をたき
酒を飲んだり博打を打ったり(!?)して過ごしたんだそうです。
この付近にはかつて炭鉱もあり、蔵王堂周辺には長屋があり、町が出来ていたそうです。
歴史の流れを一日で感じることができたお祭りでした!